害獣駆除の相場は?悪徳業者にだまされるな!
だから……
普通の家屋(20~30坪)なら10万円からの腹積もりで!
絶対必要なものを削る施工でもしないかぎり、それ以下では『やれない』!
動物に住みつかれ頭を抱えて害獣駆除業業者のHPを見ると、『────の駆除 ****円~』とかの料金を見かけることがあります。
一般人は害獣駆除の相場なんて知りません。
だから、「なんだ、そんなものでできるのか……」なんて思ってしまう訳ですね。
そして悪徳業者は、こうなるようにわざと仕向けてそのよう書いています。
もちろん、そう書いている業者の全部が全部悪徳業者だとは言いません。
しかし、『最初に安い金額で契約をとって、施工途中などやめるにやめられなくなったタイミングで高額な追加工事が必要だと言いだし、工事を行って高額請求』なんて話があるのも事実です。
それに、仮に悪徳業者でなかったとしても、個人的にはこういう表記の仕方は『不親切』だと思います。
依頼者側の真理としては『参考価格の出せない仕事』であってもある程度の腹積もりはしたいものです。
そして、仮にもプロなら依頼者が害獣駆除に詳しくないのなんて百も承知しているでしょう。
だったら、書き方を考えるべきではないでしょうか。
だから、申し訳ないですがひとまとめでぶった切らせていただきます。
『気をつけてください。そんな安くありませんから!』
この記事では『害獣駆除の相場』と『そういう相場になる理由』をご説明していきます。
ぜひ参考にしていただき、害獣駆除を業者に依頼するときにただ安いというだけで選ばない『眼』を手に入れていただければと思います。
害獣駆除の相場はいくら? 費用ってホントはいくらかかるの?
結論はすでにお伝えした通り……
だから……
普通の家屋(20~30坪)なら10万円からの腹積もりで!
絶対必要なものを削る施工でもしないかぎり、それ以下では『やれない』!
になります。
これは、『害獣駆除』が必要になった場合、すでに住みついてしまった動物によって『周囲の環境』にも問題を与えてしまっているからです。
次に『周囲の環境』にどんな問題が出ているのかを具体的に説明していきます。
『駆除』は『対処』の1項目!『害獣駆除』だけでは終わらない!
『害獣駆除』というと、害獣駆除に詳しくない一般の人は『害獣によって起きている問題の解決』と頭の中で変換してしまっていますが、まずこれが大きな間違いです。
実際に害獣問題を解決しようと思うと代表的な『対処』だけでも、次の6つの作業項目が必要になります。
- 調査
- 駆除/追い出し
- 清掃・消臭
- 殺菌・消毒
- 再発防止対策
- 修繕
最近では、多くの業者で『現地調査無料』のサービスをやっているので、依頼者が頭に置いておくべき作業項目は実際には5項目と言えるかもしれませんが、代表的なものでも少なくとも残り5つあるのはおわかりいただけると思います。
つまり、少なくとも『駆除』だけでは解決しないわけです。
それにも関わらず、『駆除料金』としてまさに『駆除作業にかかる費用』だけが掲載されているわけです。
好意的に見れば、実際にはケースバイケースで参考価格なんてものが出せない仕事だけど顧客も参考価格が知りたいだろうという『ニーズ』に応えていると言えなくもありません。
しかし、この料金の掲載方法に顧客側はきちんと注意を払う必要があります。
悪徳業者などは、この誤解をついて依頼者をだますからです。
『駆除料金』は『捕獲なり追い出しなりするためだけの料金』です。
害獣駆除業者の見積もり項目例
『信用できる』と思えた害獣駆除会社の見積もり例をあげてみます。
この会社に関しては広告の掲載許可をとっていないので、ここではA社とさせていただきますが、このように『きちんとかかる費用すべてが一目でわかるように記載されている』か、潔く『料金は見積もりで! 請求は原則として見積もった価格』としているような会社が仕事を依頼するならばおすすめだと思います。
A社のHPは施工実績とともに見積もりも記載しており、一般人でも害獣駆除にいくらかかるのかがきちんと把握しやすいのが特徴です。
【A社の施工例】
『例1』
害獣:ハクビシン(4匹)
築年数50年 木造2階建ての日本家屋での施工
(1階40坪 2階20坪)
(見積もり項目)
- ハクビシン追い出し
- 侵入口遮断
- フン回収
- ダニ・ノミ等の殺虫消毒
- 殺菌・消臭
- カメラ設置
- 交通費など諸経費
となっていて、このケースでは総費用は30万弱で施工完了しているようです。
『例2』
害獣:クマネズミ
築年数25年 木造2階建ての家屋での施工
(1階25坪 2階20坪)
(見積もり項目)
- クマネズミ捕獲
- 侵入口遮断
- 1階2階天井裏のダニ殺虫 殺菌・消臭
このケースでは、特別値引きも入って23万円強で施工完了しているようです。
後日、巣となった断熱材の回収見積もり(8万円)を提出したとのことで、A社以外にも相見積もりをとった結果、追加施工としてA社に依頼の運びとなり、最終的には前の工事と合わせて総額28万円の工事となったと記載されていました。
このように『駆除』だけではなく、必要な『対処』をすべて行ってはじめて害獣の問題は解決できます。
今回の例ではありませんでしたが、『害獣の糞尿による腐食』や『害獣が噛んだり爪を研いだりして建屋が損傷している』ケースでは『修繕』なども必要になることがあり、そうなると『問題解決に絶対必要なお金』はさらに大きく増えます。
ですから、害獣駆除依頼をするときには依頼側もこのことをよく知っておかなくては悪い業者にだまされる可能性が高まってしまうのです。
『安い価格』で提示されていることは必ずしもよいことではなく、きちんと内容を吟味する必要があるということに注意をしてください。
きちんとした仕事をするには、きちんとした仕事するために必要な経費はかかるのです。
『価格』マジックには要注意!
上記の見積もり例でもわかるように、『害獣の駆除』は『駆除』でしかありません。
つまり、問題をきちんと解決するためには『他にもやらないといけないこと』がたくさんあります。
しかし、一般の人は頭の中で『駆除≒問題の解決』としてしまっているので、HPなどで書かれている『害獣駆除の料金≒害獣の問題すべて解決してくれる料金』と思ってしまいがちです。
ここには本当に注意をする必要があります。
害獣駆除の『本当』の相場
害獣の駆除相場の話をしているのに、これまで『害獣の種類』については問題にしてきませんでした。
害獣駆除業者がHPなどで、『ネズミ駆除 ****円~』『ハクビシン駆除 ****円か~』などとしのぎを削っているのに、です。
しかし、これには理由があります。
大きくてもたぬきやアライグマなどぐらいまでの害獣駆除の問題が多い一般人の害獣駆除依頼においては、実は『害獣の種類でかかる駆除費用に差はほとんどありません。』
あくまでもごく普通の一般家庭で問題になる可能性の高い害獣の駆除依頼においてはという話です。
なぜそうなるのかというと、すでにご説明したように本当の意味での『駆除料金』は問題を解決するために必要な料金のほんの一部にしかすぎないので、本当に問題の解決に必要な料金を見積もるとまぎれてしまって『誤差』にしかならないケースが多いからです。
この記事で害獣の種類ごとの相場というものをご紹介していない理由は、そこに理由があります。
ですから……
だから……
普通の家屋(20~30坪)なら10万円からの腹積もりで!
絶対必要なものを削る施工でもしないかぎり、それ以下では『やれない』!
のような書き方ができるのです。
これは某害獣駆除業者に『本当のところを教えて!』と出してもらった数字です。
もう少しわかりやすくかみ砕いてみます。
だったとしましょう。
このとき、ネズミとアライグマの料金の差はどの程度の問題となる差でしょうか。
はっきり言って、誤差と言ってしまって問題ない差だと思います。
だから、ざっくりと必要経費を腹積もりする段階では『害獣の種類は考えなくていい』という結論になるのです。
また、『料金差』の問題でみなさんがもう1つ気になるとしたら、それは『業者間の料金差』ではないのでしょうか。
結論から言うと、これも大概『誤差』と言ってしまっていいものになります。
例を出して説明してみます。
この2000円の差は、施工総額の見込みが150000~200000円の案件でどのくらいの意味がある差と言えるでしょうか。
考えるべきことはもっと他にあるでしょう。
私ならば、総額150000~200000円ものお金を使って依頼しないといけないならば……
『本当に問題を解決してくれるか』
『不要な見積もり項目は本当にないか』
『保証など、施工後のアフターサービスはどうなっているか』
などを中心に考えます。
決して『駆除料金の微々たる料金差』などではありません。
害獣問題を解決するために必要な『対処』のなかのわずか1項目『駆除』の、あって数千円である『駆除料金』の差にどれほどの重要性を見いだせるでしょうか。
最終的には決して安いと言えないお金を支払わないといけないことが決まっているのが害獣駆除依頼です。
ですから、選ぶ基準は絶対に『信用できる業者か否か』です。
もし悪徳業者などに騙されるようなことがあれば、いい加減で足りていない工事の料金を非常に高額で請求されることになります。
それゆえに、ただ単純に『安い価格でお客を釣ろう』という考えが透けて見えるような業者はおすすめできないのです。
料金以外のことに関しては誠意のある対応が期待できる──なんてことは考えにくいからです。
悪徳業者もいるとはいえ、害獣駆除は素人には無理!
そんなに注意喚起するほど怪しい駆除業者があるというなら、いっそ自分でやってみよう……そう思われる方もおられるかもしれません。
しかし、これはおやめください。
基本的に、日本では免許や許可もなく獣を獲ることはこと許されていません。
例外的に『家ネズミ』の捕獲には許可や免許は必要ではありませんが、この『家ネズミ』すらも素人が『きちんと対処する』ことはまず不可能です。
詳しくは……
にて説明していますので、より詳しい説明が読みたい場合はぜひこちらの記事も読んでみてください。
ただ、次でもご説明する通り『プロに頼む』以上の解決策がないのが結論です。
すべてをひっくるめても害獣駆除はプロに依頼するのがベスト
【害獣駆除はプロに依頼しないといけない理由──5点】
- 害獣駆除には資格がいる
- 獣は危険(歯や爪/寄生虫・菌)
- 獣は想像以上に賢く、習性などの知識がないとまず捕獲できない
- 捕まえた場合、『処分』する必要がある
- 必要な作業は『駆除/清掃/殺菌・消毒/消臭/再発防止/修繕』など多岐に及び『駆除』だけではない
大きな理由だけでもこのように5つもあり、どの理由も素人にはハードルの高い理由です。
ですから害獣に悩まされたときは、どうしても専門家の力を借りざるを得ません。
ヘタに一般人が手を出そうとしても、これらの理由があって成功しないか、無駄に余分なお金がかかることになります。
なので、『信用できる業者』かを検討するための知識は依頼者側にも必要になってくるのです。
害獣業者に依頼する前に確認しておくといいこと
これは『自分でできる範囲で』で構わないので、やっておくことをおすすめするという内容です。
それは……
ということです。
これに関しては、どんなに『信用できる業者』に依頼する場合でもやっておくことをおすすめします。
自分でも確認しておけというと、『信用できない業者にだまされないように』という意味だと多くの方は思われると思います。
そして、それは間違いではありません。もちろん、そういう意味でもおすすめしています。
しかし、作成してもらった見積もりをもとに『業者と話を詰める』ときにも、実際どんな感じなのかを自分なりにでも掴んでいると交渉などがスムーズに進むようになります。
そのため、『業者の信用のあるなしに関わらず』きちんと被害状況を自分なりに整理しておくことは重要になってくるのです。
ですから、業者に依頼するからと『まる投げ』にするのはやめましょう。
おすすめできる害獣駆除業者
もしお住まいが『関東・関西・東海地区』ならば、私はハウスプロテクトをおすすめしています。
この駆除会社は『料金は見積もりで! 請求は原則として見積もった価格』タイプの会社です。
『本当の害獣駆除の相場』に関しても教えてくれたのは、このハウスプロテクトです。
みなさんも疑問に思うだろうことを確認するために問い合わせました。
そのときにかなり突っ込んだ質問もしましたが、その1つ1つにも丁寧に回答をしていました。
そういう企業姿勢が、こういう『信用』が重要な案件では大事な要素になってきますので、さらにおすすめできる業者だなと確信できた次第です。
下記に公式HPへのリンクと、ハウスプロテクトについて詳しく書いた記事のリンクをご用意しておきますので……
『いますぐプロに相談に乗ってほしい方は公式HP』
『ハウスプロテクトについてもう少し詳しく知りたい方は解説記事』
へと移動してください。
ハウスプロテクトへのお申し込みは、こちらをクリック!
まとめ
害獣駆除の相場についてお話してきました。
結論は……
だから……
普通の家屋(20~30坪)なら10万円からの腹積もりで!
絶対必要なものを削る施工でもしないかぎり、それ以下では『やれない』!
となります。
問題の解決に必要な料金のことを考えると害獣の『駆除料金』自体は、『害獣の種類による差』においても『駆除業者間の差』においてもまさに『誤差』であり、それ以上に大事な問題として……
というお話もさせていただきました。
悪徳害獣駆除業者の最初に示す『安い金額』にだまされて、途中で中止できない段階などで法外な金額の追加工事を強要されて請求されるなどという話を耳にすることもあります。
そういったトラブルに巻き込まれないためにも、きちんと『信用できる業者』に依頼する必要があります。
そして、『信用できる業者』を見極めるには、専門家ほどの知識は必要ありませんがそれでも知っていないといけないこともあります。
それを、この記事でご紹介させていただきました。
この記事があなたのお役に立てたならば幸いです。